かさね色は、表地と裏地の色を重ね合わせて一枚の衣に仕立て、裏地の色が表地の色を薄く透して見える色目です。その色配りは季節や情景と重ね合わせられ、日本の風土文化を楽しむ色目として平安時代から江戸時代にかけて楽しまれてきました。