細竹文様のぽち袋です。
吉祥とされる松竹梅のうち、松と竹は一年を通じて緑の葉を付けている不老長寿を表すとされ、吉祥文様として親しまれて来ました。すくすくと真直ぐに伸びる竹や笹は、葉の臭いの清澄さから、夏越祓(なごしのはらえ)にも供えられます。夏越祓とは暑中の前に半年間のけがれを祓い清め、その夏の無病息災を願う神事。また五節句の一、七夕(たなばた/ひちせき)は別名「笹の節句」と呼ばれ、五色の短冊と竹や笹が供えられます。
竹や笹の文様は数多く描かれていますが、節のある細い竹が平行に並び、ところどころに葉を散らした文様としました。
このぽち袋は、吉祥とされる左上方に伸びる線を整え、そこから細竹文がすこし覘く形としました。裏面もお使い頂けます。