夏のかさね色「根菖蒲」の祝ひ袋です。かさね色「根菖蒲」は濃赤に白を合わせ、水辺に細長い葉を清廉と 伸ばす菖蒲の根を表しています。菖蒲は五節句の一、五月五日の端午の節句にも飾られ、尚武(しょうぶ:武を尊ぶ心)と音が重ねられて立身出世を祈り、邪を払う縁起物とされてきました。この祝ひ袋は吉祥とされる辰巳の方角、下方から斜め左上方にすっと伸びる濃赤の線を置きました。