冬のかさね色「椿」の祝ひ袋です。
かさね色「椿」は紅に蘇芳を合わせて、冬に紅い花を咲かせる寒椿の花を表します。椿は葉に光沢があることから艶葉木(つやばき)と呼ばれそれが変化して椿と呼ばれるようになりました。古代の日本では、艶やかな葉と雪の中にひっそりと紅い花を付ける神秘性から寒椿が親しまれ、椿油は女性の髪や櫛などの手入れにも用いられてきました。
この祝ひ袋は、吉祥とされる右前の形を踏まえて左側の紅を強めに置き、色の少ない冬に咲く力強い紅の花に見立てました。
注意事項 : 椿は入院している方へのお見舞いには適さないとする俗説もあります。